29.9.08

Rothko@Tate modern

今まで正直なところ、良さがよくわからなかった。
川村美術館にあったロスコーの部屋も、20分くらい居たら何か閃くかと思って粘ってみたりしたけど、やっぱりよくわからなかったというのが正直な感想。

で、今日テートモダンで改めて見てみて、わからないなりにいくつか気づいたことがあるので、メモ。

ひとつめは、エッジ。
カンバスのエッジがめちゃめちゃキレイ。これには今まで気づかなかった。
作品によって、テープか何かで縁取りの白を残してあるものもあったが、それらもエッジの鋭いこと極まりない。

ふたつめ、黒のシリーズ。
今までは赤の作品しか見たことがなかったけど、今日見た黒のシリーズが一番いいと思う。
遠目に見たら一色だけど、近くで見ると、2色の黒で塗り分けられているやつ。

みっつめ、光。
展覧会の会場がやや暗めに設定してあり、これはロスコー自身のやや暗いところで作品を鑑賞してほしいという意図によるものらしい。
人工でない薄暗さならもっといいのに。
場内にはロスコーが制作を行っていたニューヨークのスタジオの写真なども展示されていて、その室内の雰囲気がものすごく良く、このスタジオで一連の作品を見てみたい、と思った。

No comments: